第24回ボランティアinタイ終了報告
横浜YMCAでは、ボランティアinタイプログラムを実施してい ます。
このプログラムは、タイのAIDS支援施設、人身売買保護施設、 パヤオセンターへ赴き、 そこで暮らす子どもたちと交流を行うことと、タイを取り巻く環境 や社会問題に触れ、それぞれが何を学び、それを日本へ持ち帰りど う行動していくかが目的となります。
本日早朝、成田空港に参加者、引率者計7名が到着し、 無事解散をいたしました。
長いようで、本当にあっという間の11日間となりました。 日本を出発するときは、子どもたちと仲良くなれるかな? 言葉が通じなくて、会話ができなかったらどうしよう…… といった不安でいっぱいだった参加者たちでしたが、 パヤオセンターの子どもたちと触れ合っていくうち、 いつの間にか不安は無くなっていました。 子どもたちや現地スタッフの方々の温かい歓迎の心に、 私たち参加者も安心して過ごすことができました。
このプログラムにおいて、 たくさんのことを学ぶことができました。人身売買について、 私たち日本人にも無関係な話ではないこと、 今尚人身売買の被害で苦しんでいる人がいることを学び、 そのことを私たちはないがしろにするべきではないと強く感じまし た。
山岳民族とのホームステイでは、村人通しが協力し合い、 分かち合う姿を見て、 本当の意味での人間的な豊かさや幸せとは何なのか、 改めて考える機会となりました。
パヤオセンターでの生活では、 たくさんの子どもたちと触れ合う時間をいただきました。 一緒にゲームをしたり、食事を摂ったり、 常に子どもたちと一緒に時間を過ごすことができ、 帰るときには別れを惜しみ、涙を流す参加者もいました。
このプログラムで得た経験や知識をこれから日本でどうやって周り に伝えていくか、それを考え、 実行していくことが参加した私たちの使命であり、 ここからが私たちの新たなスタートラインだと考えています。
このプログラムを行うにあたり、たくさんの関係スタッフ、 ボランティアの方々の協力をいただきました。 本当にありがとうございました。
最後に、 私たちにたくさんの笑顔と幸せをくれたパヤオセンターの弟たちと 妹たちへ。皆の幸せを心から願っています。
(横浜YMCA 小田切勇真)