2016年6月19日日曜日

グループ活動の楽しさと難しさを

【横浜北YMCA・発達教育支援 アウトドアトライ6月活動のご報告】
 6月19日(日)、横浜北YMCAでは発達に遅れのある子どもたちのための野外活動アウトドアトライ「はくぶつかんに行こう!」を実施しました。今回は、川崎市宮前区にある「電車とバスの博物館」に行きました。
 YMCAに集合し、みんなで自己紹介をします。ひながたを見ながら全員上手に言うことができました。当日の予定と電車の中での約束と博物館内での約束を確認します。【電車の中では小さな声で話す(ものさしの1~2)】や【順番はうしろに並び静かに待つ】などの約束に「わかっているよ!」と頼もしく答えてくれます。いよいよ出発です。

 電車を乗り継いで、いよいよ博物館に到着です。この博物館では、電車やバスの運転ができるシュミレーターがあります。リニューアルオープンしたため、他にも電車やバスの仕事が書かれていたり、ジオラマシアターには様々な種類があったり、面白いものがたくさん!昼食を玉電の中で食べてから、いよいよ見学です。たまに一人で行こうとしたり、行きたい場所が分かれてしまったりしたときに、最初は勝手に行こうとしていましたが、「〇〇行ってもいいですか?」と友だちに聞くことを約束すると次のときは自ら言うことができていました。帰りの電車では「楽しかったね~」としみじみと笑顔で話す様子も見られました。
 発達に遅れのある子どもたちは自分の興味のあることだけに偏りがでたり、グループでの活動が苦手だったりする子が多いです。アウトドアトライでは、たくさんのことを経験する機会を設け、様々なことに挑戦するきっかけを作っていきたいと思います。また、友だちやリーダーとの関わりを通して、グループでの活動の難しさと楽しさを伝えられたらと思います。興味のある方は、お問い合わせください!
(横浜北YMCA 尾原萌子)