2016年6月18日土曜日

ぼくサッカー選手になる!

【運動の苦手な子どもたちのためのサッカークラス・トライシュート実施のご報告】
2016
618日(土)、鶴見養護学校において 運動の苦手な子どもたちのためのサッカーイベント「トライシュート」を実施しました。今年度3回目の実施となり、毎回大人気のプログラムです。今回も14名の子どもたちが参加してくれました。
クラスの流れを伝えた後、練習では「聞く時間」「見る時間」「行う時間」の3つに分けて進めることを確認しました。その後は、準備体操、ジョギング、ウォーミングアップとボールを持たないトレーニングが続きます。コーンをくぐって、ジャンプし、ボールを蹴る等さまざまな動きの練習も行いました。その後は、シュート練習をし、最後には保護者の方も交えて試合の練習です。


試合は、なかなかルールの理解が難しく、どっちのゴールにシュートをするかわからずにオウンゴールをしてしまうメンバーや自分のシュートを邪魔する相手チームに怒ってしまうメンバーなど…。しかし、何度も来ているメンバーは少しずつ試合に慣れていくことができています。最初は、ボールをとられてしまうとすぐに泣いてしまっていたメンバーも今回はとられても諦めずに何度もボールを追いかける様子が見られました。少しずつ経験を積んで実際に感じることで、わかることがたくさんありますね。
グループでの活動が苦手であったり、運動自体が苦手な子どもたちにとって新しいスポーツに参加したりすることは勇気のいることです。また、学校などで大きな集団の中では、なかなかボールを触れない子どもたちもいます。しかし勇気を出して、チャレンジすることで楽しいことに気付くことができます。この日初めて参加した年長さんのメンバーは帰りに、「ぼくサッカー選手になる!」そう言って、帰っていきました。このクラスが、彼らにとって楽しい時間となり、少しでも“サッカーは楽しいもの”、“またやりたい”と思ってもらえるように、上手にできたと自信をつけてもらえることを目標に今後も継続をしていきます。
(横浜北YMCA 尾原萌子)