2016年5月15日日曜日

自信へつながるように

【運動の苦手な子どもたちのためのサッカークラス・トライシュート実施のご報告】

 2016
515日(日)、鶴見養護学校において 運動の苦手な子どもたちのためのサッカーイベント「トライシュート」を実施しました。今年度初の実施となり、16名の子どもたちが参加してくれました。
クラスの流れを伝えた後、練習では「聞く時間」「見る時間」「行う時間」の3つに分けて進めることを確認しました。その後は、準備体操、ジョギング、ウォーミングアップとボールを持たないトレーニングが続きます。ボールを使わないと、なかなかサッカーの練習と思わないメンバーもいましたが、楽しみながら行うことで自然と夢中になって取り組むことができました。そして、ボールコントロールの練習、シュート練習をし、最後には保護者の方も交えてゲームを楽しみました。


 練習を進めていく中で楽しくなり過ぎてしまうとルールを守れなくなる時がありました。最後のふりかえりでは、お互いに気持ちよくサッカーをするためにはルールを守って相手の友だちの気持ちを考えることが大切ということを伝え、みんな真剣な表情で聞いてくれました。

 今まで何度か、このクラスに参加してくださっているメンバーが今日の練習にユニフォームを着て現れました。保護者の方によると、クリスマスプレゼントにサッカーのユニフォームを頼んできたそうです。彼にとってこの時間がとても大切なものになっていることを感じます。
 グループでの活動が苦手であったり、運動自体が苦手な子どもたちにとって新しいスポーツに参加したりすることは勇気のいることです。また、学校などで大きな集団の中では、なかなかボールを触れない子どもたちもいます。このクラスが、彼らにとって楽しい時間となり、少しでも“サッカーは楽しいもの”、“またやりたい”と思ってもらえるように、上手にできたと自信をつけてもらえることを目標に今後も継続をしていきます。

(横浜北YMCA 尾原萌子)