2015年7月14日火曜日

ものをたいせつに!~伝統工芸 ものづくり体験~

横浜北YMCA・アウトドアクラブ7月活動報告】


7月12日(日)川崎市生田緑地内にある伝統工芸館にて、藍染め体験を行いました。今年度のテーマは「おもいやり」。様々な野外活動を通して、他人に思いやりを持つことを掲げて活動しています。今回はモノづくりを通して、モノを大切に、大事にすることも「おもいやり」のひとつであるということをボランティアリーダーが企画し、活動に臨みました。

 藍染め体験は、みんなにTシャツを用意してもらい、オリジナルTシャツを作りました。模様をつけるために、小豆やビー玉、洗濯バサミなどをくくりつけました。子どもたちは、先生が教えてくれた柄をそれぞれ選び、Tシャツに結び付けます。こだわる子どもは、Tシャツがアイテムだらけで出来上がりを楽しみにしていました。次にアイテムをくくりつけたTシャツを染料が入った甕(カメ)につけ、染み込ませます。初めは、緑色に染まり、空気に触れることで蒼くなるため、子どもたちは、染料が服につかないように、腕をいっぱいに伸ばして、Tシャツを持っていました。子どもたちは、ただ長い時間Tシャツをもっているだけなので、みんな辛そうな顔をして黙々と取り組んでいる姿が印象的でした。

黙々と作業に没頭中!

あおくなれ~


 





























 同じ工程を2回繰り返し、しっかり染み込んだら、水につけ、染料を定着させます。その後、くくりつけた道具を取り外し、完成したTシャツとの対面。みんな世界に一つだけのTシャツを見て感動し、みんなの笑顔で溢れていました。

世界で一つだけのTシャツ完成♪
今回の活動は、アウトドアなのにものづくりと一見インドアな活動でしたが、現地への行き帰りは、まさにアウトドアクラブ!最寄りの登戸駅から片道40分、往復1時間20分の道のりを歩きました。天気はとても良く晴れ、真夏の顔を出したような天気であったため、子どもたちは途中立ち止まってしまう場面もありました。また、朝から体調を崩し、みんなについていけなかった子どもがいました。すると、同じグループのお友だちがリュックをその子以外で交代に持ってくれて、「おもいやり」の場面を覗くことができました。
お・も・い・や・り!

たのしかったね~
















 
 私たちスタッフ、リーダーが様々な思いを込めてプログラムにテーマに沿ったものを企画していますが、プログラム以外で子どもたちが自発的に他者をおもいやる行動ができたことは、とてもうれしく思います。今年度4回目の活動になりますが、顔なじみのお友だち、新しく入ってきたお友だちが一つのチームになり始めた瞬間に立ち会えた活動になりました。

8月は『川遊び』を予定しております。次回も楽しいプログラムを用意しております。体験も受付中です!ぜひ一度足を運びください!あたらしい出会いをお待ちしています!

横浜北YMCA アウトドアクラブ担当
田北 孝紀