2018年12月31日月曜日

冬季サッカー合宿報告

 12月26日(水)~28日(金)に本栖湖スポーツセンターで横浜北YMCAと大和YMCAのお友だちと合同サッカー合宿を行いました。2つのYMCA合わせて26名が参加してくれました。
 横浜北YMCAはサッカークラブの3~4年生と5~6年生の2つのカテゴリーで合宿を行いました。以下、3~4年生担当りょうまリーダーと5~6年生担当ゆたかリーダーの報告となります!

【3~4年生】
 今回の冬合宿はサッカー面では「スペースを観て運ぶこと」、生活面では「自主性」をテーマに取り組んできました。サッカー面のテーマに関しては2期が始まってから続けてやってきた事でもあったので冬合宿では、個人の技術だけでなく、それを「チームとしての戦術」に繋げることを合宿の最終的な目的としました。
 


トレーニングについては、1vs12vs23vs3など実戦に近い練習を主に行い、その中で、チームとしての攻め方を確認していきました。
 
夜には、1日目はミーティング、2日目はチームビルディングを行いました。
 
ミーティングでは、動画を用いて「サッカーのプレー原則の確認やチームとしての攻め方の確認」を行いました。
 

チームビルディングでは、3グループに分かれて子どもたちが主体となり、各グループで1つずつ一番高い紙のタワーを作るというゲームを行いました。このゲームを通して、自分の意見を伝える、相手の意見を聞く、グループで1つの意見にまとめてそれを形にすることの大切さを感じてもらうために行いました。


 2日目の午後からは練習試合をたくさん行いました。やってきたこと(トレーニングやミーティングを含め)を理解して味方や相手、スペースを観て運ぶプレーが増えてきた様子でした。

 私生活の部分では「自主性」をテーマに、タイムスケジュールに合わせて行動していました。1日目はリーダーから「こうしよう」といった提示をしましたが、2日目以降は「指示待ち」ではなく自分の考えを持ってそれを聞いて、実行することが出来るようになりました。

この冬合宿を通じて3つ「成長」を感じることが出来ました。まず1つ目は、サッカーの部分で「相手をかわすタイミングとスピードの使い分け」です。相手の足がギリギリ届かない距離でかわしたり、かわす時のスピードやかわした後のスピードを意識してドリブルすることができるようになってきたのではないかと思います。



2つ目は、「スペースに動いてボールを受ける選手が増えたこと」です。今までは、どこに動けばいいか分からない状態で止まってボールを受けて奪われるといったシーンが目立ったのですが、「チームとしてどこを狙うか」を理解したからこそスペースへ動くといったプレーが増えてきたのかなと思います。




3つ目は生活面で「自分の意見を持ち、それを伝えたり実行することができる回数が増えてきたこと」です。上記したように、今までは「今なにしたらいい?」といった「完全な指示待ち」な質問だったのが「昼食の後、すぐ練習だから着替えた方がいい?」といった自分の考えを持ったうえで質問したり、それらを聞かずに、次のプログラムから逆算して行動する事が増えてきた様子でした。今年度も残り約3か月ほどです。さらなる成長を期待しています!    
   


【5~6年生】 
 今回の合宿では攻守両面を強化していきました。初日は守備のチャレンジ&カバーの確認をしていき、守備の強化を行いました。普段の練習ではチャレンジの部分をフォーカスして練習してきましたが、今回はカバーの選手にも考えて行動してもらいました。ボールを奪いに行くときに、チャレンジする人とカバーする人の距離が空いてしまうと、大きなスペースが空いてしまいます。パスができるのはスペースがあるからできるので、チャレンジの人とカバーの人との距離を縮めスペースを消しながら守ることを意識して取り組んでいきました。初めはなかなかいつカバーの位置についたらいいのか、どこの位置でカバーすればいいのかわからず、試行錯誤するメンバーもいました。ですが、最後の試合では味方のことを見てカバーする位置を変えたりできていました。他にもカバーの選手がコミュニケーションを積極的にとり、マークの決定をしっかりしていましたね。




 二日目は攻撃を行いました。初日の良い守備を打開できるように、攻撃はスペースを見つけて利用することを意識して練習に取り組んでいきました。初めはスペースを見つけられる選手が少なく、なかなか守備を打開できませんでした。というのもスペースがいつ空くのかを分からないことがほとんどでした。なので、この日もみんなで一つ一つ確認しながら、いつスペースが空き、誰がどこのスペースを使っていくかを考えながらプレーをしました。徐々にボールを持っていない選手が、ボールだけでなく味方と相手の動きを見てスペースを利用することができるようになりました。そういったプレーが増えるとシュートをする回数が増え、得点を決めることが多くみられましたね。





 
 三日目は合宿の総まとめ。ゲームをたくさん行いました。守備は味方とのコミュニケーションをしっかりとり、素早くボール保持者に寄せることができました。交わされたとしてもカバーの選手がボールを奪うことができましたね。とても良い守備でした!攻撃は相手の前線でよくスペースに走りこむ選手が多くみられ、シュートチャンスを多く作る攻撃ができました!ただ、まだ得点のチャンスを生かすことが少ないので、そこを生かしきれば本番でもしっかり勝つことができると感じました。合宿を通してできたこと、できなかったことが明確になったのではないでしょうか。合宿で学べたことは次に生かせるようにしていきましょう!県大会、市長杯まであと少し!残りの短い期間自分をさらに高められるようにしていこう!!



 最後に今回の合宿に子どもたちを送り出してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。心配された天気も嘘のように晴天が続き、3日間予定を変更することなく終了しましたことを報告させていただきます。今回の合宿で2018年の活動も最後となります。2019年も子どもたちにより良いプログラムを提供できるようにスタッフ、リーダー一同努力していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

なお横浜北YMCAサッカークラブでは随時無料体験を実施しています。
ご質問等がございましたらお気軽にサッカー担当の内田までご連絡ください。
https://www.yokohamaymca.org/event/bc_2018_child_soccer/

横浜北YMCAサッカーリーダー 池田 竜馬
横浜北YMCAサッカーリーダー 村田 浩
横浜北YMCAサッカー担当 内田 暁也