2016年4月8日金曜日

知ることの大切さ

横浜北YMCA】震災支援・いわきスプリングキャンプ(保養キャンプ)のご報告

3月30日(水)~4月3日(日)、横浜北YMCAでは福島県いわき市の児童養護施設の子どもたちを三浦に招いたスプリングキャンプ(保養キャンプ)を行いました。特定非営利活動法人CWS Japanからの支援を受け、YMCA三浦ふれあいの村にて4泊5日で実施しました。秋に引き続き、2回目の実施となります。
 今回のキャンプでも、普段はできないシーカヤックやヨット体験を中心に、新たなことへ挑戦しました。ヨット体験では、はじめは「乗るだけでしょ~」と言っていた子どもたちも「面白い!もう一回乗りたい!」と夢中になって遊んでいました。

そして、今回は保養だけではなく、児童養護施設の子どもたちの就労の課題について考え、プログラムを組みました。なかなか働くイメージのつかないまま、高校卒業後は就労することが多い施設の子どもたち。夢をもてるように少しでも“仕事”について知ってもらうため、特定非営利活動法人のフェアスタートの協力を得て、いくつかの会社訪問をさせていただきました。美容師体験をしたり、名刺交換などの練習をさせていただいたり…子どもたちの表情は真剣です。
最後のふりかえりでは、“知ることの大切さ”について話をしました。“知らない”ということは自分の自信を失くしてしまいます。知らないことに挑戦するのは怖いですが、逃げてしまうのではなく、一歩勇気を出してみることで、その先には素晴らしいものが待っているかもしれません。知ってみることで自分には向いていないと気付けることもあるかもしれませんね。
楽しかった5日間、最終日には子どもたちからたくさんの素敵な感想を聞くことができました。
「たくさんの出会いに感謝。」「また来たい!」

震災から4年半。
あの日を忘れることなく、これからも私たちにできることは何かを考えていきます。

(横浜北YMCA 尾原萌子)