2016年2月9日火曜日

たくさんの経験が自信と成長に

【横浜北YMCA・発達障がい児支援 冬季ハーモニーキャンプのご報告】
2月6日~7日、御殿場・東山荘において「冬のハーモニーキャンプ」が行われました。このキャンプは、友だちとの関わりがうまくいかない・自分の思うことがなかなか言い出せない・泊まりに行くことがちょっと苦手そんな子どもたちが参加します。不安もありますが、少し頑張って過ごす2日間は彼らの自信につながります。
 このキャンプのメインは“さるボード”!これは、東山荘のさるリーダーが開発したそりのようなものです。バスで富士山に向かい、雪の中のふじさんぽを楽しみます。そして腹這いになって乗ったり、仰向けになったりいろいろな滑り方でさるボードを楽しみました。そのあとは、キラキラ光るたくさんの雪の中で雪遊びを満喫しました。かまくらを作ったり、雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり…普段はできない遊びに大興奮!みんなの笑顔が輝きます。
2日目は、東山荘の中で過ごします。午前中は、カヤの実で笛を作りました。底をけずり、中身をだして最後にビーズをつけたら完成です。オリジナルの笛もかけて、みんな嬉しそうな顔を見せてくれます。普段は途中で諦めてしまう子もリーダーと一緒に行うと最後まで頑張ることができます。一生懸命行い、完成するととても嬉しそうな表情を見せてくれます。

 キャンプは生活です。いつもと違う場所や人との関わりの中で、多くの学びを得ることができます。何度かメンバー同士でぶつかってしまうこともありました。ぶつかってしまうのは相手の気持ちがわからなかったり、自分の気持ちが上手く伝えられなかったりするからです。その間をリーダーが少しフォローすることで、彼らは仲良く遊ぶことができます。そして、仲直りをすることで彼らの成長にもつながります。
 
 たくさん遊んでたくさんケンカしてたくさん成長できたキャンプでした。来年度も夏季と冬季で実施予定です。ぜひご参加ください!

(横浜北YMCA 尾原萌子)