2016年5月27日金曜日

諦めずに頑張ること。

【運動の苦手な子どもたちのためのサッカークラス・トライシュート実施のご報告】
2016522()、鶴見養護学校にて第2回「トライシュート」を実施し、13名の子どもたちが参加してくれました。
 今回のクラスでも「聞く時間」・「見る時間」・「行う時間」の3つの時間に分けて行うことが伝えられます。準備体操、ウォーミングアップ、ボールを持たない練習、ボールを使う練習、ゲームの順にクラスを進めていきます。最初は「聞く時間」と伝えても中々意識を向けられないメンバーもいましたが、少しずつ切り替えることができ、リーダーの声かけがなくても静かに聞くことができるようになりました。
このイベントに何度か参加してくれているメンバーには、多くの成長が見られています。初めて参加したときには、試合で相手に点を入れられ泣いてしまったメンバーが、今日は相手に点を入れられてもすぐに切り替えられ、負けじと自分もシュートを打つことができていました。
また、ボールコントロールが上手に出来るようになり、リーダーに「できたよ!」と笑顔で教えてくれる場面もありました。積み重ねは大切ですね。
最後のふりかえりではゲームで負けてしまっても泣かない、大切なことは勝ち負けだけでなく諦めずに頑張ることだと学びました。
グループでの活動が苦手であったり、運動自体が苦手な子どもたちにとって新しいスポーツに参加したりすることは勇気のいることです。また、学校などで大きな集団の中では、なかなかボールを触れない子どもたちもいます。このクラスが、彼らにとって楽しい時間となり、少しでもサッカーは楽しいものまたやりたいと思ってもらえるように、上手にできたと自信をつけてもらえることを目標に今後も継続をしていきます。

(横浜北YMCA 宮原あずみ)