2016年6月20日月曜日

でーーーーーきた!!

アウトドアクラブ 6月活動報告 サバイバルキャンプ

6/18(土)~19(日)相模原市青野原キャンプ場でキャンプを実施ました。天気はキャンプ日和!青空、山、川が子どもたちを迎えてくれました。会場はオートキャンプ場のため、自らですべてを用意しなければなりません。そのため、テントやごはん、片付けなどみんなで協力してキャンプを作り上げました。

 まずはテント立て!ルールはただ一つ。子どもたちだけで作る!リーダーの手助け無しに子どもたちで話し合い、考えテントを立てました。子どもたちは、テント立てに四苦八苦しながらも、コツをつかんだ子がテント隊長になり、他の子どもたちに教えながら立てる姿も!その横で2ルームの組み立てが難しいテントを四苦八苦しながら立てるリーダーたちの姿も!

















 なんとかテント立てが終わり、川遊びへレッツゴー!!澄んだ道志川はひんやり冷たく、魚やカエルなど子どもたちの興味をそそります。子どもたちは自然を通して遊びを作りだし、友だちとはしゃぐ姿を見ると自然に身をおくことは、子どもたちの成長に大きく影響するなと感じます。
     
 さて、食事ももちろん自炊です!「説明は1回しかしないからね!」と伝え、薪割、火起こし講座を開催しました。その後は子どもたちお互いに薪割、火起こしのルールを確認し、野外炊事に臨みました。夕飯は“キャンプと言えばカレー!!”デザートには大きなマシュマロをキツネ色に焼きあげ、外はカリッ!中はトロッ!と自分が一番上手に焼くとがんばっていました。最後はマシュマロのおかわりをかけて、炊事場の掃除。すすで真っ黒になった鍋やはんごうなど時間も忘れゴシゴシと磨き、結局みんなおかわりのマシュマロを忘れ、テントへ帰宅してしまいました。1日目の成果は、苦手な後片付けを一心にがんばったことです。子どもたちはいつも掃除や片付けになると遊びはじめ、リーダーが片づけるということがありましたが、活動を通して経験を積み、リーダーたちはとても感動していました。






 ドキドキのテント泊。薄暗い中煌々と光るランタンをたよりに、ふりかえりをして興奮気味ではあったものの、1日の疲れからすぐにダウンする子どもたち。明日にそなえておやすみなさい。

 2日目は、大滝を目指していざ沢登り!足場の悪い岩場を軽快に進む子どもたち。第1関門の小滝へ到着。小滝はなめらかな坂になっており、子どもたちが自力で登るにはちょうどよかったです。中には登った後滑って楽しむ子どもたちも!小滝を登り、少し景色が変わり、人より大きな岩がゴロゴロしている場所へ。険しい岩場を進みついに大滝に到着!「すげ~~~!」と歓声が!!滝壺は浅く、誰でもあそべ、子どもたちとリーダーで“修行!!”と滝の水圧と冷たさにキャーキャーと騒がしく遊んでいました。





 今回の活動テーマは『でーーーーきた!』。一人ひとりがつながり、『ー』を長い一つの線にしよう(みんながひとつになろう)!という願いをこめています。活動中は、とにかく子どもたち自身にやらせました。“なしつつ学ぶ~Learning by Doing”YMCAキャンプで大事にしていることのひとつです。「体験」「気づき」「反省」「再体験」このサイクルが子どもたち自身に積み重なり、できるようになっていきます。『安全』は第1優先です。しかし安全に守られ過ぎた環境では痛みを知らず、さらに人の痛みもわからないまま成長する可能性もあります。自然は時として怖い顔をみせます。そして、より多くの発見や知識を与え、子どもたちを成長させてくれます。
 キャンプ中は子どもたちを見ていてハラハラする場面が多々ありました。また、保護者のみなさまも常に心配は尽きないと思います。しかし今回のキャンプを通して、子どもたちの力はまだまだ伸びしろがあり、たくましく成長しているなと感じることができたキャンプでした。

















 来月の活動は、ガラッと変わり『伝統工芸』です。また、子どもたちにお腹の底から笑わせてもらいたいと期待しています。


横浜北YMCA アウトドアクラブ
田北 孝紀